溶液の濃度単位の使い分け
【溶液の濃度単位の使い分け】
溶液の濃度の単位といえば、%、mol/L、ppm…と色々ある。
しかし、用途によって使う濃度単位はある程度決まっている。
用途を理解して濃度単位を使い分け出来ると、溶液の作り方や、作る際にどう注意を払えばいいのかがわかる。
まず、溶液を用途別に分類してみる。
【用途別】
① 定量分析で用いるような溶液
(例)滴定液 (1mol/L塩酸など)
標準液 (Fe標準液1000ppmなど)
② それ以外の溶液
(例)分析中に添加する試薬など
(水酸化ナトリウム溶液300g/Lなど)
【特徴】
① 定量分析で用いるような溶液
その溶液によって、結果の数値がダイレクトに左右されるので、この溶液の濃度は正確でなければならない。
② それ以外の溶液
①ほど正確性を求められている訳ではない。
次に、これらの溶液の濃度を表すのによく使われる単位をまとめた。
【単位】
① 定量分析で用いるような溶液
mol/L、mg/L、ppm、ppb
② それ以外の溶液
w/w%(%)、w/v%、v/v%、g/L